Archive for 9 月, 2009
日本史B 標準問題精講(旺文社)が刊行されました
旺文社の問題集のシリーズ、標準問題精講の日本史B[四訂版]が発刊されました。
昨年、旺文社からの依頼をうけて、先日ようやく完成した問題集です。
「標準問題」というタイトルですが、やさしい問題という意味ではなく、現在の難関大の一般的な入試問題から選んだ、難関大の標準的な問題を集めたものです。テーマ史も含めて83テーマ、問題数は102問という本格的な問題集です。
早稲田(21問)・慶応(13問)・青山学院(6問)・上智(5問)・中央(7問)・立教(2問)・法政(10問)・明治(7問)・同志社(8問)・関西学院(7問)・関西(5問)・立命館(3問)をはじめとして、京都大・首都大東京・津田塾・南山・西南学院の問題も収載されています。入試で焦点となる部分を詳しく解説し、難問対策、未見史料の解法も具体的に説明するように心がけました。
日本史受験の方は、ぜひ書店で手にとってみてください。
民主党が第1党に! ただし、すぐに第3党に後退し社会党が第1党に
民主党が自由党をしのぎ、衆議院議員145名を擁する第1党に!
と言っても、半世紀以上前の話。1947年3月末、新憲法下での初の選挙を目前に控え、総裁芦田均のもとで民主党が誕生し、衆議院の第1党となったのです。
今夏の選挙の結果、自民党政権が大敗を喫し、受験生は戦後の政党の変遷というイヤなテーマを思い出したことでしょう。戦後史はまだという高校生などはこれから勉強することになるわけですが、教科書などの政党変遷表をちょっと見ておきましょう。
現在の民主党が、次の選挙以降どうなっていくのかは予想もつきませんが、この、1947年3月に誕生した民主党は、4月の選挙で124議席にとどまり、第 3党となってしまいます。第1党となったのは143議席を獲得した日本社会党(委員長片山哲)。吉田茂首相の日本自由党は第2党となり、下野。過半数を得 た政党はなかったため、日本社会党・民主党・国民協同党の連立で片山哲内閣が誕生するのです。麻生太郎自民党総裁の祖父吉田茂は下野し、次期首相鳩山由紀 夫の祖父鳩山一郎はこの時、公職追放中でした。その後、吉田長期政権、そして鳩山一郎内閣が誕生し、保守合同で自由民主党が発足するわけです。
後に、8党の連立の細川内閣が登場したり、自由民主党が日本社会党と連立を組んだり、色々あって、今回、民主党が自民党を破って政権を獲得したわけです。
この際、しっかりと戦後の政治史、政党の変遷を学習しておきましょう。民主党政権がどうなるかはわかりませんが、入試では「民主党」は避けて通れません。1993年夏に細川内閣が誕生し、翌年の入試には早速出題されています。
